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モチベーションの保ち方

モチベーションの保ち方

結果が見えると、モチベーションが維持しやすい

介護事務の主な仕事は、介護報酬の請求です。
介護報酬は利用者さんが負担するお金と、国民健康保険団体連合会が負担するお金に分かれています。

特に介護事務で求められるのが、国民健康保険団体連合会に請求する介護報酬をミスなく行う能力です。
このため、介護給付費として決められている単位をもとに、介護レセプトと呼ばれる明細書を作成し、間違いがないかを確認したうえで、月に一度請求します。

ミスがあれば入金が遅れるなどの事態が発生するので、大変なことになります。
事業所の収入のカギを握る仕事ですから、毎月、とても緊張します。

また利用者の方に対して、自己負担金の請求も行います。
慣れれば間違いも少なくなるのですが、介護報酬制度は定期的に変わりますし、細かく分かれている介護サービスの内容ごとに明細書を作成するためには、それなりの知識が必要です。

毎月、滞りなく国民健康保険連合会からの入金が確認できたときは達成感がありますし、とてもホッとします。
このように私の仕事は事務がメインなので、結果が目に見えやすいため、モチベーション維持はそれほど難しいことではありません。

工夫やアイデアが生かせる職場作りが大切

しかし介護スタッフのなかには、一生懸命に頑張りすぎて燃え尽きてしまい、自分でモチベーションを保てずに辞めていく人もいます。

事業所でもスタッフのモチベーション維持を重要だと考えており、特にスタッフのリーダーに、部下のモチベーションを向上させるためのマネージメント能力が求められています。

介護職は専門職ですから、専門分野の知識を深め、介護技術を高めることで、モチベーションがアップしやすい職業です。
このため、セミナーや講演会などで新しい知識や技術を学ぶことは、とても効果があるモチベーションアップ法です。
なぜなら、人は新しいことを学び、それを実際に試してみるときに、気持ちがワクワクするからです。

ワクワクした気持ちで仕事を行った結果、新しく試したメソッドがこれまでの問題を解決した、以前より良い状態になったという結果が出ると、さらに良くなるようにがんばろう、もっといい方法はないか工夫しようという前向きな気持ちになり、モチベーションが格段に上がります。

しかし、毎日がルーティワークの連続で、何ら新しい発見がない、新しいアイデアを試してみたくても認められないといった環境では、仕事に対するやる気が湧いてこないのは当然です。
積極的にアイデアを取り入れてくれる、風通しのよい職場であることが、職員のモチベーションアップに欠かせない環境だといえます。

私のモチベーションアップ法

私自身が行っているモチベーションの維持方法は、小さな目標を立てることです。
数年後に実現させたい大きな目標も大切ですが、その目標に達するためには、それに至るまでの小さな目標をいくつも実現する必要があります。

たとえば、福祉・介護関係の資格を取るという大きな目標があるなら、今日は30分間、過去問題集を勉強するという目標を立ててるなど、目標への一里塚となる小さな目標を設定し、それを達成することで目標へのモチベーションを維持しているのです。

日々の仕事はたいへんですが、達成感を自分で作り出すことで、モチベーションをアップさせることは可能です。
では、明日も頑張りましょう!