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私が感じる介護職の魅力

私が感じる介護職の魅力

利用者との絆

介護の仕事って、つらくて大変なのでは?とよく聞かれます。
自分ではとうていムリと考えている人もいるでしょう。
しかし、実際に働いてみると、やりがいを感じることが多い職場なのです。

そもそも福祉とは何でしょうか?
ひとことで言えばしあわせのことです。
英語ではwelfareといい、これを日本語に訳すと「よく生きる」という意味になります。

つまり、その人らしく生きることが幸せであるとの考え方をベースに、一人一人が自分らしく暮らせるように手助けをすることが福祉だと私は考えています。

人は一人だけでは幸せになれません。
まだ介護は不要な私ですが、それでも一人で生きていくことは不可能です。
誰かが作った家に住み、誰かが作った衣服を着、誰かが作った食べ物を食べて暮らしています。

私たちは働くことで、誰かを幸せにしているはずです。
工場で働く人たちは、それを使っている顧客との触れ合う機会がほとんどないため、自分たちが使っている製品が誰かの役に立つことは知っていても、面と向かってありがとうと感謝されることはあまりありません。

しかし、介護の仕事の場合は、サービスを提供する側と、そのサービスを受け取る高齢者の距離がとても近いので、直接感謝してもらえますし、近く接することが多い分、サービスの改善点もわかりやすいのです。

ほんのちょっとしたサービスが、相手にとって大きな助けになることがあります。
そして介護職の多くが、相手から感謝の気持ちが返ってくることが、いかに自分を生かし、勇気づけてくれるのかを実感しています。

スタッフ同士の絆

介護現場のスタッフには、以前は他の仕事をしていたけれど、介護職に転職したという人がたくさんいます。
企業の会社員は営利を追求するのが仕事ですから、長年働いているうちにむなしさを感じて、介護の仕事を志す人が多いのです。

このため、前向きに仕事に取り組もうという気持ちが強く、スタッフ同士の交流が大きな刺激になり、仕事観について考える機会が多いのも魅力の一つです。

スタッフの一員として同じ目標に向けて努力する

そして、私が何よりも介護職としてやりがいを感じるのは、職場を改善しよう、よりよい介護サービスを提供しようと考えて、スタッフ一同が協力したり、勉強したりすることです。

よくしようと思う気持ち→勉強→実践→結果→さらに良くしようと思う気持ちが生まれる……。
と、いい結果がでるように心がけることで、職場にプラスのスパイラルが発生したときに、とても高揚感を覚えます。
そして、スタッフの一員としてより良い職場を目指して働けることに、得も言われぬ幸福感を体験するのです。

人と協力しながら、人に対してより良いサービスの提供を目指す。
これが介護職の最大の魅力だし、やりがいだと考えています。