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戸建てに住んでいる友人の悩み

戸建て特有の悩み

ずいぶん前ではありますが、久しぶりに友人とランチに行きました。その友達もシンママさんの一人で、一軒家に住んでいます。何でも祖父母の代から国有地(借地)に家を建てていて、そこに親と住んでいるそうです。

いずれ自分が引き継ぐかもしれないが、地代も結構高いし建物自体も老朽化が進んでいるから、ずっと住むか分からないんだよね、とぽつり。

アパート暮らしの私から、戸建てがあるだけでうらやましいと思ったのですが、戸建ての売却は難しいという話も聞くので、老朽化がこれ以上進む前に売ったほうが良いのかなと思ってしまいました。

国有地は購入できる

友達の話を聞くまで全然国有地という存在を知らなかったのですが、調べてみると国有地って購入もできるようですね。何でも、国有地の処分は「地方公共団体」が優先で、地方公共団体から要望が無かった場合は「一般競争入札」で落札する流れになるようです。反社会的勢力や破産者以外であれば入札可能とのこと。

入札に参加する場合は、入札金額の5%以上の保証金の支払いが条件。入札を行っても落札されなかった物件は先着順で売却されるようです。

あらゆる経緯が重なって国有地となった土地と巡り合えるため、利便性が良い好物件に出会えそうですね。ただ、購入する際は、戸建てが建てられるよう、建築基準法に問題のない土地でないかきちんと確認しなければなりません。

市場より安価に落札できるケースもある・購入後に必要な所有権移転登記の手続きは国が行う利点があるぶん、入札価格の見極めや手続きが必要になるため、ある程度の目利きや知識が必要とのことです。

国有地を購入する際のポイント

リフォームが必要な建物や、そもそも建物が建てられない土地もあるので、そちらの見極めが肝心です。物件に関する情報提示が限られているため、自分が知りたい情報を詳しく確認できないケースもあります。

また、抵当権の設定がおよそ2週間はかかるというネックもあるため、抵当権の設定を待ってもらえる金融機関を選ばなければならないようです。

国有地を賃借している場合

国有地を購入ではなく、友達のように借りている場合は、国から「底地を購入しませんか?」という通知が来るそうです。提示された価格にもよりますが、友達は住み続けることに悩んでいたので、購入は今のところ考えていないかもしれません。

国有地は売却もできる

購入以外の方法を考えるとなると、やはり一番良い方法が「売却」です。地主さんが個人・法人であれば借地権を買い取ってくれるそうですが、国が底地を所有する場合は買取は行わないようです。その場合、国以外の誰かに売却しなければなりません。

希望エリアに国有地があれば別ですが、わざわざ国有地を選んで購入する!という人は少ないと思うので、買い手がつくのは難しそうです。気になって調べてみたら、国有地の売却をサポートしてくれる会社もあるようです。

参考:借地権相談所(株式会社マーキュリー)

今すぐに売却とまではいかないかもしれませんし、もしかしたら同じような不動産会社を見つけている可能性もありますが、こういうところがあったよということを伝えようと思います。