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子供とのコミュニケーション

子ども

その子らしさを認める

子どもは素直で可愛いですが、自分の気持ちを親やほかの人にストレートに伝える方法がわからずに、違った形でメッセージを送ってくることも多いもの。
子どものメッセージをしっかりと受け止められる親でありたいと、願っています。

子どもが家を汚した、親の言うことを聞かないなど、子どもがネガティブな行動をしたときにばかり注意がいきがちですが、普通に過ごしているときにもしっかりと注意をはらってあげたいと思うのです。

例えば、テストで100点を取ったとか、わかりやすい行動は褒めてあげますが、日常生活の中で自分らしさを発揮している瞬間などをしっかりと認めて褒めてあげる機会がどうしても少なくなるため、そのような面もしっかりと認めて上げたいと思っています。

私は息子が虫の図鑑に熱中して、図鑑を見ながら昆虫の絵を描いているときの姿が大好きです。
夢中になって、真剣に、慎重に虫の絵に没頭しています。
好きなことに集中できるのっていいな~♪
と感じて、こちらまで幸せな気分になるのです。

でも、そのことをなかなか口に出して、息子に伝えることはありませんでした。
しかしある日、何気なく、
「ママ、あなたが虫の図鑑を一生懸命読んでいるのを見ているのが大好きなんだ……」
と言ったのです。
ほんとうに何気なく、日常会話の中で思ったことが思わず口に出ただけでした。

ところがこの私の一言を聞いた息子が、目を輝かせて
本当? ママ、虫ってスゴイんだよっ!!
と、彼の昆虫知識をいろいろと語ってくれるではありませんか!

うちの息子は、昆虫博士を目指すほど虫が大好きなのですが、心のどこかでオタクっぽい趣味じゃないのか? 昆虫よりも勉強に熱中しなければいけないのではないか?と、後ろめたさも感じていたようなのです。

特に私は、あまり虫が得意ではありません。
虫には一切さわれません。
かろうじて触れるのは、セミの抜け殻くらいです。

でもそんな虫が苦手なママから、昆虫好きを認めてもらえてると確信できてとても安心したようです。
その後は、私がソファーでくつろいでいると、昆虫図鑑をもってきて隣に座って読み始めるなど、以前よりもリラックスするようになりました。

子どもが大切に思っていることに共感すること。
コミュニケーションの大切さについて理解できた経験でした。

子どもの話は全力で聞く

私と息子が一番会話をする時間は、夕食時です。
息子は学校での出来事や、友達と何をして遊んだのかを話してくれます。
そんなときに、私は
そうなんだ! 楽しそうだねっ♪
それは素敵だネ!

など、肯定的な言葉を意識的に言うように心がけています。

もちろん人を傷つけた、危険なことをしたなどの行動があれば別ですが、楽しく遊んでいるなら多少ハメを外していても、いちいち目くじらは立てません。
安心して話せる雰囲気を作りたいからです。

これから息子が成長をして中学生、高校生になると、母子の会話も減っていくのでしょう。
それまでは、息子とたくさん会話したいと願っています。